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地球への選択。

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共同代表の宮川卓也です。
普段は大阪に住んでおりますが、内定式、そして
東京メンバーとの会議があるため、東京に滞在しております。

僕がお話したいのは、なぜ今、この企画をやりたいのかということです。

アイルランド出身で世界的なロックバンド、U2のボーカル、
ボノがあるとき述べたコメントが印象的です。

「あなたの選択ひとつひとつが世界を決める投票になるんだ。」

政治の選挙だけが「投票」なのではなく、
みんなの持っている、お金も時間もエネルギーも
世の中のどこに、だれの想いに使われるのか。

あなたの意思が票となり、社会に反映されます。
みんながハンバーガーを買うからマクドナルドがあり、
情熱大陸を見るからテレビ局が続いてるという話です。

大阪で走っている老人や障害者の人のための
「赤バス」は、乗客が極端に少なく、廃止の危機に追い込まれているそうです。
票が少ないと、良いことのようでも無くなるのが仕組みです。

世の中の慣習や、儀式みたいなものは一見、ずっと続いてるように見えますが、
長い歴史で見ると残っているものなんていっぱいある訳ではないです。
あなたの票によってうつろいゆくようです。

今、どんな政策を偉い人が公布しても私たちが携帯電話を手放せないように。
みんなの意思が票となり、
文化を
空気を
変えたり、創っていきます。

みなさんが
本当に大切にしたいこと。
変えてはいけないと思うことってなんですか。

僕たちの今回のアプローチも、関心・アクションという名の声がほしい。
「世の中が本当に大切にしたいこと」っていうことを
模索している僕たちに皆さんの答えをひとつでも拾っていきたいんです。

みんなが集まるところ、使う時間、価値に合わせて欲望の体系を生み出すことって
広告を含めてマーケティングって形でやってきました。
その分、お客さんたちはわがままになってきました。

さらに景気が悪くなり、経済の悪循環が続く中で
いろいろな状況が変わってくる中、
みんなが大切にしておきたいことってなんなんでしょうか。

特に僕の周りの若い世代
18歳から30歳ぐらいまでの人たちの
指針が大きく影響を及ぼします。

脳と手と性器だけが肥大化するヒトの
進化の未来。

ごはんを食べなくても注射で生きていける未来。

地球を滅ぼして宇宙で生きていく未来。

いくら「できる」技術があっても、
本当に大切なものを守れない夢ならいらない。
現在を覆い隠すような夢ならいらない。

未来を確かにするために
腹をくくって生きる決心をした僕たちは
声が聞きたいし、一緒にがんばる仲間がほしいです。

今日聞いた話で、政府がある政策をつくるために
プロジェクトをやっており、
その中のひとりの役人の方が

「この案は今の日本では批判も非難もされると
思う。ただ、この案が20年後の日本を絶対に良くするって
信じれるから、俺はやり遂げたい」って。

今からおよそ20年前。
リオデジャネイロで開かれた地球サミットで
出された言葉は「持続可能な開発」
当時もピンとくるアイディアではなかったみたい。
しかし今、僕たちの周りに持続可能という言葉がどれだけ
大切にされているだろうか。
20年前に考えたことが、今僕たちの目の前にある。

1970年に開かれた大阪万博。
万博の公式データを見ると
「人類の進歩と調和」という言葉を決めるために
ソニーの井深社長や、阪大学長の赤堀さん、
湯川秀樹さん、武者小路実篤さんらが集まって会議してたみたいです。
10年後、20年後ではなく、もっと先の未来を見据えて。
ほかには
「すべての国を先進国に」や「東西文化の融合」
「豊かな生活を人類の手に」「人と人」な候補がありました。

その中で選ばれた「人類の進歩と調和」

「いまこそ新しい時代が始まらねばらない。
20世紀には偉大な進歩の時代であるが、
同時に今日までは苦悩と混乱を避けることができなかった。
私たちはこの世界を、完全な平和が支配し、真に人類の尊厳と
幸福をたたえうるところのものとして、次の世代に伝えたい。」

1970年から2010年。
今年で40周年記念を迎えました。
世界は、どうでしょうか。

WorldShift

これはあなたへの問いかけです。

HPにもあなたのワールドシフトを
記入して頂く欄がありますし、
当日、会場に足を運んで頂いたら
いろんな場所であなたの声を集める仕組みを
考えて、創っています。

イベントが終わってから
僕たちはその声を基にして、次は実際に
確かな未来へのアクションを起こしていきます。
もちろん、その声を頂いたあなたも一緒に行動したいです。

あなたの大事な選択を
僕たちに教えてください。

宮川卓也