今為すべきこと

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やっぱり、過去の積み重ねによって今があるし、過去があるから、世界は未来へと繋がっていく。

そのうえで、年を積み重ねるごとに過去を振り返ることは自己憐憫によく似ている、と思うようになった。

「あの頃」、はいつも美化されていく。

あの頃はよかった、という大人をどこか馬鹿にして生きてきたんだけど、今はむしろとても共感する自分がいたりする。

だからって過去に逃げるようなまねは、悲しいと思うけど、やっぱり、あの頃は良かったし、今がいいと思えるのは、あの頃が良かったから。

そうやって、積み重なっていくという事実にあらためて、呆然する。

そうか、だんだんと大人になっていくんだなって。

人はまだ存在してもいない「未来」のことを頭に浮かべ、起こってもいない不幸に嘆き、苦しむ。

それよりもまず「今、ここ」にある、為すべきことを為す、そういう生き方をしたいなって。

明らかなのは、今何もしなかったら、未来は確実に良くない方向へ進むということ。

僕にとっての「今為すべきこと」、それが「WorldShift」。

未来を予測する最善の方法っていうのは多分、自らそれを創り出すことなんだろうと、過去を振り返って教えられた。

鈴木翔太